TripAdvisorの投稿の “4.4%” はフェイクレビュー

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トリップアドバイザーが2年に1度公表している「口コミの透明性に関するレポート」によれば、2022年にトリップアドバイザーに投稿されたレビュー全体の4.4%がフェイクレビューでした。

近年のフェイクレビューの増加

今回の調査では、全体の4.4%がフェイクレビューということでしたが、2018年の調査では2.1%、2020年の調査では3.6%であったため、フェイクレビューの投稿数は増加しています。

また2020年の調査によれば、不適切な表現などガイドラインに違反したものを含めると全体の8.6%が却下または削除対象となっている由です。

つまり私たちがトリップアドバイザーに投稿しようとすると10回に1回程度は何らかのルールに引っ掛かり投稿が見れない状況になるということになります。2022年のフェイクレビューのうち72%が公開前に却下・削除されているということで、私たちがこうした偽情報に接することもはSNSなどに比べると少ないのかもしれません。

ただ生成AIや自然言語処理の発達によりレビューサイトの大規模な学習済み言語モデルが使われるようになれば、サイト側も私たちも見分けがつかないような自然な文章でフェイクレビューが拡散される可能性もあります。

こうした状況の中、小売り、消費財、旅行関連企業等が連合を作り、消費者の保護を目的としたフェイクレビュー対策を進める取り組みも行われています(関連記事:巨大テック企業群 vs フェイクレビュー ! 世界初の連合で消費者の信頼は担保されるか?)。

 Source: Tripadvisor’s Review Transparency Report reveals just 4.4% of listings found to be fake

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