Amazon、Booking.com、Expedia Group、Glassdoor、トリップアドバイザー、およびTrustpilotは、信頼性のあるレビューを守るという共通の目標のため、業界の垣根を越えた「※Coalition for Trusted Reviews(信頼性のあるレビューのための連合)」を立ち上げることを発表しました。
巨大テック企業群によるフェイクレビュー対策
ITの発達により誰もが情報を発信・共有ができる時代になりました。情報が民主化した一方でこうした技術や人間の認知を巧みに利用したフェイクレビューが大量に作成・拡散されています。トリップアドバイザーのレポート(関連記事:TripAdvisorの投稿の “4.4%” はフェイクレビュー)によれば、TripAdvisorに投稿されたレビューのうち4.4%がフェイクレビューであることがわかっており、近年増加傾向が続いています。
今般こうしたレビューによる詐欺の減少を目指し、偽レビューに関する啓蒙活動と参加企業間で情報共有に協力する正式な連合が設立されました。参加企業は、オンラインレビューの掲載に関する最適な手法を定義し、偽レビューの検出方法を共有することで、偽レビューを発生源から阻止することを目指しています。様々な利害関係がある巨大テック企業同士の連携がどこまで進むのか、今後の動向に注目が集まります。
※Coalition for Trusted Reviewsについて
Coalition for Trusted Reviewsは、信頼性のあるレビューを提供し、消費者が情報を得て購入決定を行うことを支援するホスピタリティ、小売業、消費者サービス、旅行業の業界リーダーからなる団体です。参加企業は不正な顧客レビューを削減することに焦点を当てています。この団体には、現在Amazon、Booking.com、Expedia、Glassdoor、トリップアドバイザー、Trustpilotが参加しています。
Source: 信頼できるレビューのため、Amazon、Booking.com、Expedia Group、Glassdoor、 トリップアドバイザー、Trustpilotが世界初の連合を設立